2022/10/13
給食材料の交渉のポイントは、そのコストが、どれだけの価値を生むのかが重要です。
例えば、500円のコストと100円のコストがあったときに、500円だから高いということにはならないと考えています。
患者さんや職員にとって、食事は最大の楽しみの一つであり、おいしいものが妥当な価格で提供できることが重要です。コスト削減の前に、まずは自院で提供している食事がおいしいかどうか。患者さんや職員の評判はどうでしょうか。
もちろん、損を出すべきではありませんが、利益をより出そうと考える領域ではなく、1日あたり税込み1,730円くらいに抑えられれば十分ではないか。その中でいかにおいしい食事を提供できるかも大切ではないかと考えます。
病院によっては、トップの方針で「食事にデザートもつけている」「ほかのコストは徹底的に交渉するが、食事だけは手をつけない」というケースもあります。コスト削減よりも、患者さまに喜ばれる食事を出すことを要求されたのです。
給食委託の本当の交渉ポイントは「いかにおいしく」も重要ですが、それと両立する付加価値にあるのだと思います。
※本記事は、雑誌「病院経営羅針盤 (2022年4月1日号~2023年3月1日号)」に掲載されたものです。