寝具リネン費の適正化寝具リネン費の適正化のポイントとして、①初期設定数(組数)の適正化に加えて、②クリーニング配送などの人件費に着眼して、交渉することになります。例えば、広いリネン庫があるのに、毎日回収に来てもらっているのであれば、回収頻度を見直す余地は十分にあるでしょう。また、毎回寝具リネン庫や病棟まで運んでもらっているのであれば、これを院内の配送業務担当のほうで内製化することも考えられるでしょう。ベットメイキングまで委託しているのであれば、このまま外注とするのか内製化に変更するのか、検討の余地があるかもしれません。寝具リネン費の実際の委託内容は、病院によって異なります。人件費のかかるような委託の仕方をすれば、当然単価は高くなりますし、人件費のかからないような委託の仕方を工夫すれば、単価交渉はしやすくなります。適正水準を念頭に置き、実際の委託内容が本当に委託したい内容になっているか、また、外注だからといって必要のないことまで委託の中に入れ込んでしまっていないかを定期的に見直すことが、適正化のポイントといえるでしょう。※本記事は、雑誌「病院経営羅針盤 (2022年4月1日号~2023年3月1日号)」に掲載されたものです。1on1オンライン相談会具体的なコスト削減施策や進め方を知りたい方は、1on1オンライン相談会でお伝えします。・どのように進めていけば良いのかわからない・他に削減可能なコストがないか知りたい・具体的な削減方法や取り組み事例が知りたいなど、お問合せや医業費用についてのお悩みをご相談ください。※上記フォームからお申込みください。(お申し込み後、コンサルタントより日程調整のご連絡をさせていただきます。)